おなかを・・・

先日、会社のの健康診断で、初めて「腹部エコー検査」を受けた。
おなかをグリグリされて、あまり気持ちのいいものではないですね。

担当の看護師さんが言う。

 「はい、息を吸ってー、おなかをふくらめてー

お?
そこは「おなかをふくらませてー」では?
しかし調べてみると、辞書によっては「ふくらめる」という言葉が載っているものもある。
自動詞「ふくらむ」を、他動詞にして「ふくらめる」?(例文:彼女は頬を膨らめて怒った。)

「おなかがふくらむ」という文を、使役の助動詞「せる」を使って「おなかをふくらませる」のではないのか?


他の「何かの状態を変える」ことを表す動詞を並べて、考えてみる。

 ゆがむ  →A.ゆがませる
         B.ゆがめる

 固まる  →A.固まらせる
         B.固める

 ふくらむ →A.ふくらませる
         B.ふくらめる

Aは使役表現、Bは他動詞。
こうしてみると、使役表現のほうが、より自分の意思でコントロールしようとする度合が強いように思える。
固まる→固めるよりも固まる→固まらせるのほうが、ジャンプの幅が大きいというか・・・

立ち戻ると、そもそものシチュエーションは「依頼」。
その気のない人にそうしてもらうためには意思の力を総動員してもらう必要があるから、やはり「おなかをふくらませてー」と言いたい。